2020年7月5日開催報告

4月に開催予定だった兵庫きらきらぼしでしたが、新型コロナウイルスのため半年ぶりの開催となりました。今月から場所が新しくなり、迷われた方もいらっしゃいましたが、申し込みをくださっていた方皆さんが全員参加できたことを嬉しく思いました。

佐藤美津子先生のお話

私の方からはレジュメを皆さんにお渡してると思うんですけど、それを見ていただいて1ページ目の右の上ですね、赤ちゃん、子どものアトピーを治すコツっていうところがあると思うんですけど、佐藤小児科に来たからと言ってステロイドを塗らない治療をしている訳ですけど、ステロイドに勝る何か特効薬があるのかって思ってられる方いらっしゃるかもしれないですけど、そういう特効薬はありません。魔法の薬はありません。
じゃあどうするかっていうことになるんですけど、元々アトピーっていうのは自然に治る病気なので、自然に治る背中を押すっていうことをしていただいているんですね。それが赤ちゃん、子どものアトピーを治すコツっていうところになります。

1番、夜ほっとく。2番、自由に掻かせる。3番、目を見て相手をする。4番、食べる。5番、鍛える、遊ぶことが入ります。

夜ほっとくということがどういうことかというと、アメリカ式の寝かし方なんですよね。親は親。子どもは子ども。別々で寝てください。
そうするとですね、夜中に赤ちゃんや子どもさんが掻こうと泣こうと分からないんですよね。一緒に寝ると、甘えて掻いたりすることが結構あるので、別々で寝ることを夜は寝る時間だとしつけなさいっていう風にお話してるんですね。
そうすると、5ヵ月の赤ちゃんで顔はズル剥けで、首から下は真っ赤っかだった赤ちゃんがいてたんだけど、傍で寝ると、掻く音でお母さんが目が覚めてしまうんですね。だから寝れない。
だから隣の部屋で寝かしはって、粉ミルクにしはって、ミルクを飲ませて「はい、おやすみ」ってすると1週間しない内にね、3秒で寝るって言うんですよ。
夜中1回だけミルクで起きたけど、他は起きない。夜中起きずに寝るっていうことは、皮膚の回復にとって非常に重要な意味を持ちます。
これが出来る方っていうのは、割合早く簡単に良くなっていく傾向があります。

で、2番目は自由に掻かせるっていうことなんですけど、掻くとね、悪化するっていう風な気持ちを皆さんお持ちで、掻かさないために一生懸命に何か色々されてるんですけど、掻かさないっていうことは不可能なんですよね。一生懸命掻かさないようにすればするだけ、掻いてる姿を見ると、腹立ってくるとかね。「またこの子掻いてる。私たちが一生懸命やってるのに何で掻くの」って怒ってしまう。で、自由に掻かせると案外掻かなくなります。目を掻く赤ちゃんがいてて、目を掻くからお母さんが止めてたんですね。抱っこしたりとか、あやしたりとか、手を抑えるとか。でもそれやってても目を掻いてるんですよ、やっぱりね。目の下の際が赤い訳よね。24時間手を抑えるとか出来ないから、もうほっときなさいって言ってたんだけど、特にやってなくて。だからいつ見ても目の下の際が赤い。だからお母さんに、私言わしてもらって。「あなたね、あなたが見て気にするからこの子は掻いてるんだよ。もうほっときなさい」って言ったんですよね。そしたら次来た時にね、それは消えてたんです。だから子どもが掻いてる姿を見てね、痒いから掻いてるかなって思うかもしれへんけど、9割くらいは恐らく構って欲しいから掻いてるんですよね。だから抱きグセと同じ。泣いたら抱っこしたら泣き止む。でも降ろしたらまた泣くから抱っこせんとあかん。掻きグセなんですよね。

3番目が目を見て相手をするっていうことですよね。朝起きて「おはよう」って言うた時に目を見て「おはよう」って言うんだけど、つい何か湿疹のところを見てしまうって。それ逆に見られたらどうかっていうことですよね。やっぱり嫌だと思うんですよ。子どもでもやっぱりそれは嫌や。だから夜も一生懸命お世話して、掻かすこともしなくって、目を見て相手をするんじゃなくて皮膚を見てる。そういう風な育て方をされた子どもが大人になってどうなるかってことですよね。自分のことに対して非常に自信の無い大人になってしまうわけ。アトピーは赤ん坊になっていくって教育してるわけ。それが一番具合が悪い。夜ほっとく。自由に掻かせる。目を見て相手をする。これが出来ればね、お母さん達、かなり楽になります。楽になると余裕が出てくる。夜寝ること出来たら楽でしょ。ねっ。そしたら余裕が出るわけ。余裕が出ると子どもさんに対してもあまり怒らないんですよ。優しくできるわけ。

で、これがまあ、佐藤小児科20年以上アトピーにステロイド使わないでやってきた結論かな、という風に思います。
だから、アトピーに囚われない、アトピーの子どもさんのアトピーが真ん中にあって親と子がこんな感じで向いてることが多くて、そうじゃなくて、アトピーが無い子どもさんと同じように育ててくださいっていう風にしてるんですね。

また色々あったら質問の時にお話したいと思います。

栄養士の渡辺先生のお話

アトピーを早く治す方法としては、やはり先生仰ったように、食べて寝て運動すると。この3つのバランスがちゃんと取れてるのかどうか。

それで、食べるものについては、ご飯、具だくさんの味噌汁、タンパク質を多めに摂る。
それも、魚、肉、大豆製品、何でもいいんで。子どもさんが好きそうなものを食べさせる。
おやつにもタンパク質を食べてもらう。そういうことを心掛けていただいて。

そうすると、どんどんどんどん良くなっていくんですね。だから何か特別なものを作るとかそういうのではなくて。
お母さんが楽に子どもに食べさせられるためには、例えば煮魚を一週間分冷凍しといて、それを出してチンして食べさせる。
食べにくくモソモソするんだったら、食べやすく潰してあげるとか、トロミを付けてつるっと食べられるようにとか。
何とか上手にタンパク質を食べさせてあげる方法。お肉でもそぼろを大量に作っといてチンしてあげる。

そういうやり方で、何か難しく考えないで。簡単に。
お母さんに負担にならないのが一番だと思うんですね。

それとあと外遊びをちゃんとさせるということ。
お腹を空かせてご飯を食べさせる。基本です。
そうすると自然に自分が遊んで、お腹がいっぱいになると寝るんですね。寝ると皮膚の再生がそこで行われるということになります。
個々に色々質問があったら後で受けるので、今日はどうぞよろしくお願います。

以上が佐藤先生と渡辺先生からのお話でした。

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